Libro #4

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ポール・フレール「新ハイスピード・ドライビング」(小林彰太郎・武田秀夫 共訳)

某基地にお邪魔した際、来年のサーキット走行についての話題になりました。
3回ほどのサーキット走行でその魅力に気付いた訳でありますが、
それまでの惰性での運転技術がサーキットに通用する訳でも無く
聞けば聞く程「基本」が成っていないことを思い知らされました。

机上の空論という言葉が示す通り「頭でっかち」になってしまっては、
何事もうまく行かないという側面もある訳ですが、私の場合は免許を取得して
17年、しっかりと走り曲がり止まる車に乗ってきて、自分から
インフォメーションを感じる取ることはせず、車側が率先してアシスト
してくれる優秀な国産車ばかり乗り継いできました。(皮肉では無く)
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そのような経緯からも、まずは得意の「独学」で少しでもコンペティションな
ドライビングを理解するきっかけになればと思い、お勧めの本を購入してみました。
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著者のポール・フレール氏(2008年91歳没)は私は勿論知らなかった訳ですが
(車好きならお馴染みの方のようですね…:汗)
ベルギー人のテストドライバーでモータージャーナリストとして日本でも頻繁に
活動されていた方で、ホンダ・マツダの車両設計コンサルタントとしても
親交があった方だそうです。(Wikiより一部抜粋)
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本の内容ですが、着座位置がもたらす操縦時の安定性から、コーナーリング時の遠心力の
加わり方、オーバーステア・アンダーステアの理論…などなど私のような素人には
多少難しい部分もありますが、論理てきかつ易しく書かれているので、少しでも
理解しようと思えば可能な範疇でもあります。更にレース時の
ドライバーの心理面へのアドバイスなどもあり、これは非常に参考になると感じました。
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ポール・フレール氏のまえがきより

〜この本を読んで欲しいのはアマチュアの人たちである。そういう人たちは、
当然のことながらモータースポーツに多くの時間を費やすことは出来ない。だから、
過去の貴重な経験の集積が与えられるなら、彼らはそれから多くのことを学び、
参加する競技が何であれ、満足すべき成績をもっと短時間で獲得出来るだろう。
(中略)
基本となる物理理論をよく理解し、レースという極限状態での車の挙動を
理論的に知ることは、いかなるドライバーにとっても運転技術の向上に
結びつき、たとえ競技に参加しない人にとっても、路上における
安全運転のため役立つに違いない。〜

まだ全てを読み切ってはいないのですが、何度か読み返して、
実践を繰り返し経験を積めばfiat 500がサーキットで根底に持つ
ポテンシャルを発揮するのに少しでも寄与出来るんではないか、という
大それた夢へのアドバイス本として、購入して良かったと思っております。
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Commented by 温泉 at 2010-12-17 18:30 x
某基地・・・・って・・・対艦ミサイルでも並んでるんかいな(笑)。
走りこみ後この本に読み飽きたら(笑)、次はミハエル・クルムの本もいっときましょう。ってテニスの教本じゃないよ。
Commented by fotografiat500 at 2010-12-17 23:33
温泉さん

某基地はある意味、対艦ミサイルよりもド級なものも
あったりして楽しいので、いつも長居してしまいます(笑)
この本も教えてくださって感謝です:-)本から得られるものは
きっかけでしか無い側面もありますが、知っていると
知っていないのとは大きな違いがあると思いました。

理解するのに時間はかかるかも知れませんが、
あとはそれを知ったかぶりした気持ちにならないで、
実践して実績を重ねていければと思います。

クルム伊達の本もメモっておきます(笑)
Commented by フォルギエリ at 2010-12-18 01:45 x
昔はコレの古いのを読んでいましたね~スターリング・モスも似たような
ドライビング・ハウツー本を出していたと思います。

こう言うのをちゃんと読もうとする白鼠さんには好感が持てます。
ポール・フレールは、まあポルシェの人ですね。この人のインプレは
ポルシェ贔屓な所がありますが、逆にポルシェとの関係が深かった
だけに、ポルシェに関する本は良著が多いですね。

PFに関しては面白い話がありますので、それはまた今度。
Commented by いちろうちゃん at 2010-12-18 21:51 x
この本、友人が持ってて貸して貰ったけど、やっぱりさっぱりでした~(笑)
P・F先生といえば、昔よく見ていたCG TVで雨の富士をコーナーリング中にステアリングから手を離して回っとった!!
ルマンではFERRARIを駆って優勝、凄いジャーナリストです!

ちなみに、どんな国産車に乗ってたの?
Commented by roadking at 2010-12-19 00:20 x
おおっ! P・フレール、懐かしい・・・
ドライビング本の定番ですよね。
目を通してどういう点に感銘を受けたか興味があります。
また今度お会いした際にお聞きしたいものです。
Commented by fotografiat500 at 2010-12-19 01:05
フォルギエリさん

ありがとうございます。ただ気付くのが遅いタイプなので、
もう少し早くこのような本を読むべきだったと思います(汗)
こういうのはやはりネットも便利でありますが、
手にもって読み、文脈の流れをはしょらず読む必要が
ある本に限るな、と改めて感じました。

PFはなるほど、調べてみると「ポルシェの人」という形容が
ぴったりでありますね。ただfiat 500もポルシェも
同じRR同士、こうして私が読むのも必然だった…
な訳はないですね(笑)
全てのクルマに共通して言えることを理論的に書いて
くれているので、今まで漠然としてたものが読み進めると
光明が見えてきた気になります。

面白い話、気になります。またカウンター越しにでも
お聞かせ願えれば。その際は閉店時間に気をつけます(笑)
Commented by fotografiat500 at 2010-12-19 01:10
いちろうちゃん

いちろうちゃんは私が言うのもおこがましいですが、
やはり元々の素質があるドライビングをされているな、
とチャオイタで抜かされる度に思いました(笑)
冗談では無く、そう思いましたよ:-)私は3歩進んで
2.9歩下がる典型なので、このような本は有り難いです。

ステアリングから手を離し…は私には想像つきません。
クルマの特性と路面状況、物理法則を体で感じ取っている
方だったんでしょうね。You Tubeに動画あるかな…。

国産車は平凡なものです。
シビックに日産パオにラシーン、ミラジーノに
ティーダ、ランクルと…ですがどのクルマもさすが
国産、壊れなかったですね(笑)
Commented by fotografiat500 at 2010-12-19 01:15
roadkingさん

やっぱりroadkingさんなんかはご存知で、更に
なつかしの人なんですねぇ…:-)
ドライビングの為の本を読む、ということが
頭に無かった私は唐突に温泉さんに
「何かお勧めの本ありますか?」とお聞きした所、この本を
勧めていただきました。ドライビングは何故か勝手に
体で覚えるもの一辺倒だと思っていましたが、
サーキットを走り、これは相当頭を使うぞ、と
思い知った次第です。
私なんかは自身の思いを伝えることでさえ
説明下手でありますが、またroadkingさんと
その手の熱い話出来ること楽しみにしております:-)
早くサーキットがシーズンインしないか待ち遠しいこの頃です(笑)
by fotografiat500 | 2010-12-17 14:48 | パーツ | Comments(8)