fiat 500と言えば「キャンバストップ」
木漏れ日を感じる為、夏の入道雲を眺める為、開けたキャンバストップから手を振る為、
そして空冷エンジンの調べを解放するために、必要に迫られてそこに配置された
キャンバス地が、fiat 500を認識する上ですぐに重要な要素となったことは否めません。
私もそんな使い方が出来るキャンバストップ、大好きであります。
…が、重量計減と空力、というのは言い訳でして、「ハードトップ」も嫌いじゃない、
という個人的好みより先月取り寄せていたFRP製のハードトップを仮付してみました。
内部にある車体との連結部分(固定部位)の出来はともかく、微妙なラインを描く
fiat 500の形状と想像以上にうまくフィットしてくれて一安心でありました。現在は
主治医にお願いして、鈑金工場にてボディと同色に塗装して頂くようお願いしています。
私の認識ですが「周辺」では、それほどホワイトボディと同色のハードトップを
装着している500は見かけないと感じており、こうすることにより、識別カラーに
迷わなくても済むという利点と、真夏時に白色のトップが灼熱を緩和してくれる
という副産物的な良さも出てくるのでは、と勝手に想像しています。
ただ500の場合の「ハードトップ」はBピラーが無いピラーレスな車体に装着する
という意味合いでは無く、fiat 500 Nタイプをベースとしたホットバージョンの
Fiat 500 Sportのように「穴を塞ぐ」と言った方が良いのかも知れません。
余談でありますが、このスポルトの開発にも表面上は出て来ていませんが、
アバルト社もタッチしており、この後の1957年にトリノ・モーターショーで
キャンバストップを使用したfiat 500 Abarthを発表するに至りました。
この辺り、何故スポルトのボディを使用して剛性を高めようとしなかったは謎で
ありますが、1964年にはFRPでトップからリア部分までFRP整流板で覆った
Abarth 695も登場しますが、高額なため失敗に終わった経緯があります。
(赤いパーツ部分がFRP製整流板)
塗装が上がれば縁ゴムを付け、主治医のアドバイス通り水分の進入を防ぐ為の施行を
したいと考えています。小さい面積の変化で、かつfiat 500の良さの一つである
キャンバストップを無くしてしまうのは、賛否両論あるかも知れませんが
私の個性の一つとして今から装着するのが楽しみでもあります:-)
+追記
右上にエキサイトが提供している、義援金募集のバナーをシステムを熟読した上で
貼付けることにいたしました。決済手数料、募金額に付加される消費税相当額は
エキサイトが負担するようです。クーポンを購入(1口200円)して全額、
日本赤十字社に寄付するシステムです。詳細はバナーをクリックしてご確認ください。
言わずもがなですが、私には何のバックマージンもありません。
何も出来ないかも知れませんが、blogというツールを使用している上で出来ることは
していきたいと改めて思った次第です。