euro cup rd.5

11/20のユーロカップ第5戦、エキサイティングランに参加します。
いつまでエキサイティングラン(ex-run)で走るのか、レースはしないのか
と自問するのですが、現セッティングではex-runが精一杯だと感じているのは事実。
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レースとなると、参加されている皆さんの意気込みはex-runと比較して
全く違いますし、現状ではよく言われる「走るシケイン」となる可能性も大。
ただそれはfiat 500を十把一絡げに言っているのでは無く「競技」としての走りを
こなせるポテンシャルは充分に持つ車種だとも信じていたりします。
実際の所そんな小難しいことはあまり考えてなく、ただ単にサーキットで走るのが
楽しいだけで、勿論変な使命感も義務感も全くもって無く、走っている時は
この曲を頭の中に響かせ、なりきっている呑気者でもあります。

紅の豚から"madness"(狂気)という久石譲氏の作品ですが、この映画での
見所の一つ、*主人公ポルコとライバル・カーチスが駆る飛行艇での競技シーンに
登場する曲です。
カーチスと言うと、かの有名なシュナイダーカップでアメリカが
優勝をさらった、"Curtiss CR"実機を思い出す訳ですが、そのことからもこの
シーンが航空機の「世界最速」を決定する(陸上機除く)シュナイダーカップを
模したシーンでもあることは周知の事実であると思います。
*訂正:この曲はE/gを載せ換え、ピッコロ社から飛び立つ時に使用されていました。

シュナイダーカップ(シュナイダー・トロフィー・レース)は
三角形(1周50Km)のコースを3周してスピード、最高速を競うレースであり、
根本的に一般的な4輪レースとは違いますが、強いて言うなら
クローズドコースでのジムカーナのようなものでありましょうか。
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+wikipediaより

中でも私が個人的に興味惹かれた機体はイタリア製のMacchi M.C.72
マリオ・カストルディの頭文字を取り名付けられたこの機体は、FIAT社の
12気筒AS.5エンジンをニコイチにし24気筒AS.6という何ともイタリアらしい
斬新な設計思想の元、開発された機体であります。
小さな機体に大きなエンジンを載せた場合、エンジンパワーに機体が負ける場面が
散見されていたのですが、このM.C.72は2重反転プロペラを採用して、
カウンタートルクを相殺し、大きな馬力を他の機体と比較して、
効率よく推進力に変換する優れものでもありました。
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そのレースの勝者に送られたトロフィー。これは実質最後の開催になった1931年の
ものですが、かような物までオークションに出品されており
(ちなみに£27,000)、庶民としては何だか違和感を感じてしまいます。
造形としては写真の通り飛行艇での競技らしさ溢れる素敵な物であり、コレクションの
一つとして手にしたい気持ちは解りますが、やはり競技に参加する上で
重要な「トロフィー」というのは、創意工夫を楽しみ、アドレナリンを
爆発させた者だけが手にするべきだと思うのは、青臭いことなんでありましょうか…。
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この紅の豚が発表された1992年、この映画がきっかけで飛行艇に興味が湧き、
そしてこのシュナイダーカップなるレースを知った訳ですが、ただ単に
速さを競う側面だけでは無く人物や歴史にも物語があり、大変興味深いものでした。
それを知ったのはこのEdward Eves著の"the schneider trophy story"なる洋書で、
2002年に刊行され、レースで使用されたコースや機体等々について簡潔に
纏められており、現在では絶版になっているかも知れませんが、
英語辞書があれば何とかなるお勧めのシュナイダーカップ本だと思います。

レース(競技)というのは最初にも書きましたが、やはりその参加者の
モチベーションも違い、そして根本的にベストラップが出るex-runとは違い
ベストラップが速いドライバーが勝つ、ということは必ずしも当てはまりません。
でも、だからこそ面白いと思いますし、そして楽しむには一定の装備が
必要だとも考えるのです。来年の10月辺りにはその準備が終わっていればなぁ、
とあまり急ぎ過ぎずボチボチ楽しんでいきたいと思います。
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fiat 500の場合2気筒でありますから、カストルディの思想を拝借して
倍の4気筒8バルブ…いやいや、2気筒にこそ実は勝機があるのかも知れません:-)
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by fotografiat500 | 2011-11-11 17:12 | autodromo