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HASSELBLAD 503CX / CF Planar 100mm / Kodak T-MAX
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壊れた部位を補修し、選別した部品を正常な状態に戻す。
そうして生き延びてきた構成部品は、金属である無機質を超えて
ちょっとした凄みも醸し出します。そして、それを直すのは
工場から運ばれてきたアッセンブリーの部品ではなく人の手。
その手は曖昧だけど正確で、とても繊細な技術を持ち得る職人の手。
それはこの時代の工業製品を扱うメカニックの方すべてに言えること。

その信頼すべき体温が入ることは非常に重要なことであり、それはまさしく
機械が息を吹き返す「再構築」の通過儀礼なのだ、と写真を撮りながら感じました。

修理して再利用する…それは本当の意味でのエコロジー?そんな野暮な話ではなく、
修理とは本来再構築と呼ばれる「創造」に匹敵するものなんだ、
と心のなかで強く感じるのでありました。
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Commented by お父さん鼠 at 2012-04-24 10:04 x
ブロニーフィルムにベタ焼き、白黒
うぅ~質感、ディテェールとも心にじ~んと来るのは
お父さんだけだろうか
記事の内容と写真がピッタンコじゃ

古いイタリア車には、ブロニーカメラのシャッター音のような
人の暖かさを感じるのじゃ

往年のアルファのミラーはツアイス(こないだ教えてもらったばかり)
のぞき見比べるとその映った景色がまったり見えたのは
まんざらひいき目ではなかったの~




Commented by fotografiat500 at 2012-04-24 12:18
お父さん鼠さん

ありがとうございます:-)この画像はスキャンしたものですが、
元は表面コーティング(RC)の施されてない、バライタ紙です。
なのでヌメリ感というものも、よく出てくれていると思います。

仰るとおり、ご存知だと思いますがこのハッセルに装着している
Planarレンズはカールツァイス製のレンズでして、絞りの羽に
独特の機構があり、ボケ感も素晴らしいものです。
デジタル写真とフィルム写真が違う(優劣ではなく)と
感じるのは、現像に「水」を使う、ということだと思うんです。
生き物にはやはり水が必要、だからある種の心地よさが
あるんではないかなぁ…と。

そう言えばヴィタローニがライセンス生産する前の、
ドイツ製のセブリングミラーにはブルーミラーが使用されていて、
それはツァイス製だったと私も聞いたことがあります:-)
Commented by あにい at 2012-04-24 12:51 x
いいね~
この質感でムービー撮ってみたいな。
今度見せてね!
Commented by fotografiat500 at 2012-04-24 13:01
あにいさん

vimeoで例のムービーをみて沸々と闘志(笑)というか、
制作意欲が湧いて来ましたよっ!ローパスレスなら、
これに近い感じでムービー撮影できるのかな…。
今度ぜひ生で観てみてください!:-)
Commented by おかんの頭の頭 at 2012-04-24 23:09 x
素晴らしいっと私が言わなくとも、前々から素晴らしい写真だと思ってましたが、今回も真似られない良さが!

そしてフト感じたのが、技術の教科書の写真(笑)
アナログだったけど、全て人の手が生きてたよね~

お父さん鼠さんへのコメントの「水」良い言葉であり、例えだと思います、たしかに水がデジタルには無いよねぇ(っていうか厳禁)
Commented by ホット at 2012-04-25 12:17 x
ハッセルでT-MAX、いいなぁ~。
どうやってデジタル化してるのかと思ってましたが、フィルムスキャンではなくて焼いてたんですね。しかもバラ板で!

すべての工程において近道でない方法を選択しての創作、すばらしいです。
僕もいつか生のプリント見てみたいです!
Commented by ヒロ at 2012-04-25 12:54 x
相変わらずの無知ゆえ
どんなカメラでどん風にしているのか全く分からないけど、
白鼠さんの写真は良いですね~
何時もなんとも言えない雰囲気があるように感じます。

いつかきっとボクも~~という気持ちばかりはあるのですが
行動が伴わない素人でオオチャク者には無理でしょう(汗

ホント、ステキです!
Commented by fotografiat500 at 2012-04-25 14:35
お頭

ありがとうございます:-)そう言って頂けると嬉しいです。
しかし、技術の教科書の写真!(笑)確かにそうですねぇ〜。
あの頃の写真は妙に生々しくて、昭和の薫りがプンプン漂ってきますね。
生身という感触が伝わってくる写真でした。
最近は映画を観ても素晴らしい表現方法なのは変わりはないですが、
CGだもんな…という達観した何かを感じてしまいます。
昔のいすゞのジェミニ、街の遊撃手シリーズなんか今見ても
すんばらしい出来栄えですもんね。どうやってんだコレ!
とか時間かけてるよなぁって。

商業ベースではデジタルでいい部分はありますが、自分の
作品はアナログで残していきたいと思うこの頃です。
Commented by fotografiat500 at 2012-04-25 14:41
ホットさん

ホットさんもたしか写真部所属?でしたよね:-)
ヨドバシで感材を仕入れることが多くなりましたが、
最近はフィルムコーナーも端の方へ追いやらてて(汗)
フジフィルムもいつ感材を販売縮小するかわからないので、
ここ最近は薬品の買いだめをしております(笑)
バライタ紙はRCに比べフィルターレスな感じが良いですよね。
確かに乾燥には一手間必要ですが、出来上がりを見ると
納得できる質感に仕上がることが多いです。
RCのコーティング剤を使用した既成品感も、
仕上がりを少しプラス方向へ持って行って
くれる利点もあるのですが…まだまだ選択出来るということは
御の字なのかも知れませんね:-)また機会があれば
ぜひプリント見てみてください:-)
Commented by fotografiat500 at 2012-04-25 14:47
ヒロさん

ありがとうございます、嬉しいです:-)
いえいえ、ヒロさんの写真も好きですよ、ホントに。
これはですね、写ルンですとか昔は皆が使っていた
コンパクトのフィルムカメラに使用されていたフィルムより
二回りほど大きいフィルムで、なおかつ正方形で写るのが
特徴的なハッセルブラッドというドイツのカメラで撮影しています。
モノクロは色の情報がない分、光と影、物のコントラストで
印象が決まる一側面も持っていると個人的に思うのですが、
だからこそ誰が撮影しても、ある程度良い雰囲気で撮れる
面白みもあると思います:-)もちろん何も知らないと
仰られているヒロさんでも、自分でも驚くほどの
雰囲気のある写真が撮れると思いますよ:-)デジカメの設定で
モノクロ設定にして、ぜひトライしてみてください!
Commented by grunge at 2012-04-25 22:15 x
35mmにはないボケ味は、やはり良いですねぇ〜
そー言えば、もう3年位ハッセルのシャッター切ってないです・・・
PhaseOne自分も欲しいス。
Commented by fotografiat500 at 2012-04-26 10:05
grungeさん

そうですよね、やっぱり35mm以上のサイズになってくると
断然、解像度も違ってきますし独特のボケ感は素晴らしいと思います。
何よりあの大きな本体とレンズシャッターの降りる音、
フィルム巻き上げが写真撮ってまっせ!って感じが
して特別な感触でもあります:-)

3年も切ってませんかっ!もし良ければイタジョブの時にでも
売ったってもいいで〜という機種、レンズがあればお持ち頂ければ。
半分本気です(笑)
Commented by クマクラ at 2012-05-11 09:10 x
手の質感とアルミの質感がそれぞれ際立ってますね~!すごい!すごいなぁ~~!!個展まってますよ!
Commented by フォルギエリ at 2012-05-15 11:13 x
白鼠さん、先日は遅くまで有難う御座いました。
また近々取りに行くので、ヨカッタら...

なんか凄い写真ですね。戦時中の記録映画に出てくる整備兵か
勤労動員の工員か?と思ってしまいました。
「さあ、一億の汗で米英撃滅だ!」みたいな雰囲気ですわね~
Commented by fotografiat500 at 2012-05-16 17:15
クマクラさん

返信遅れました。すみません:-)
ありがとうございます。やっぱり仰る様にフィルムでの
質感というのは独特のものがありますよね。
ラチチュードで言えば、その幅はデジタルの方が広く
目で見えている以上に再現されていると思うのですが、そこは
やっぱり人間の曖昧な「見た記憶」というものが、フィルムの
幅と心地好くシンクロしているんでしょうね:-)
個展、がんばりまっすっ(汗)
Commented by fotografiat500 at 2012-05-16 17:20
フォルギエリさん

いえいえ、こちらこそありがとうございました。
深夜?早朝までの楽しい時間でした。
Fさんの工場はやっぱり何回行っても色んな意味で面白い時間でした(笑)
またいつでもお気軽にお越しください+誘ってください。

勤労動員(笑)確かに言い得て妙であります。
クールにエッジが効いたように撮りたい、とは思って無く、
フォルギエリさんが仰る様に、手の湿り気やオイル、
アルミの汚れなどをそのままに。少し生身のリアルさを
出したかったので、これは成功なのかな…と思っています:-)
いつかスパイダーも撮らせて頂ければ幸いです(本気で)
by fotografiat500 | 2012-04-24 00:48 | 独言 | Comments(16)