駆け引き

速く、もしくは快適に、それともとりあえず。
車が走ることに求められるのは様々だと思いますが、我が愛機のスチールフェンダーが限界を迎え
奇しくも予定外に早期に補修することになり、更に走りに振れる状態となったフェンダー。
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思い返せば短い期間(約4年)で様々な経験(モディファイ)を施すことになりました。
それは自分がやりたいと思って攻めの姿勢の場合もありましたし、今回のように
受け身の場合もあった訳ですが、カメロンパンさんにお願いするようになってからは
褒め殺しでは無いですが、全てにおいて攻め受けどちらの場合の処理も、結果良かったと思っています。

覚書としてまず、E/gの変換。
納車当時より650cc。この時は私の好みでSolex 34 PBIC変更してもらいました。
タペットカバー(レプリカ)とPBICの形状は、ノーマルとさほど変わらず、さりとて
解る人が見れば、ノーマルキャブより大きな形状のキャブとスチール製のタペットカバーから、
34 PBIC専用のアルミに鈍く光るタペットカバー。そこにはアバルトの文字(レプリカですが)
とても好きな形状でありましたが、ジェット類のミスマッチであえなく撃沈。

weber 28 キャブに変更し、その後幾度かの不調の末にカメロンパンさんに見て頂き、
ノーマルヘッド+28パイキャブ、その後ヘッドを超軽量ビッグバルブ(超ビッグバルブより小径)、
面研を限界付近まで施してもらい、ノッキングの症状をねじ伏せてもらいながら、
パンチがガツンと効いた非常に乗りやすく、スピードとトルクの乗るE/gへ。
(この頃よりセントラルで走り始めました)
寿命によりヘッドが限界に近づき燃焼室の大きな、超軽量ビッグバルブのヘッドをカメロンパンさんに
お借りして、次期エンジンのために長い思案期間に。

その後現在の738cc、超ビッグバルブ、ハイカム(詳細出処はカメロンパンさんへ)、
weber 40DCOE、そしてそれらを熱から開放するオイルクーラー装着。

ミッションに関しては納車時、4.875のFタイプ・ノンシンクロミッションで、
すぐにドライブシャフトがなめたので、それを機に126のシンクロ付きMTを自分で仕入れ、
カメロンパンさんの所でOH、その際に4.333のハイギアードへ。

ブレーキは500用から大型ドラム、国産インナーキット、オートマイスター製シュー、
ステンレスメッシュブレーキホース等々。

と、その他様々な細かな仕様変更はありますが、重整備・軽整備ともに
常に楽しみながら弄って来られたのは、パートナーの理解は勿論のこと、一緒に
楽しめる皆さんが遊んでくれたから、という理由も大きいと思います。

そこで最初の話に戻りますが、走りに振れる仕様になった…この場合は
オーバーフェンダーをやり直し、更に脚を固めることが可能になったということですが、
エンジンの載せ替えを行いパワーはOK。そしてそれに追随して、そのパワーに見合う足回りの変更…。
fiat 500でセントラルを「全開走行」できるお膳立ては整いましたが…それ故に後ひとつ、
問題があろうかと思います。それはシート、座席の問題です。
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求めるのはこのタイプ。ROBERT FUSINAの初期モデルであります。
しかしこの手の物に関しては、現代のフルバケットシートの方が断然にホールディングの性能、
そして機能性も格段に優れているのは理解できます。更にせっかくお膳立てが整った所に、
ノスタルジックなシートを使い走ることは、数十年前のタイヤを使い走るのと同じだろうと思います。
路面の状況をつぶさに感じ、それをフィードバック出来るのは正常に働くシートであるからこそ
とも理解しています。(それだけのドライビングテクニックが私にあるかどうかは別として…)
更に言うなら、ビンテージ故にプレミアがついてべらぼうに高い!んです:-(
そして形や雰囲気は最高で、これがあれば乗るのも楽しいだろうなぁという強い気持ちの反面、
せめてサイドのハーネスを通す穴は欲しいな、と実用面で躊躇してしまうのは事実。

blogに記すのは、走りに振った方、のんびり走る方、見て楽しむ方、造詣の深い方
様々な意見が聞けるかな…という淡い期待もあったりします。
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by fotografiat500 | 2013-03-03 02:00 | 独言