FRP

a0152288_23393825.jpg
素材に限った話。
クルマを構成する素材としては木材、鉄、アルミニウム、チタン、マグネシウム、
FRP、プラスチック…等々様々な物が思い浮かびますが、今回は工業製品に使用される
素材としても比較的新しい「FRP」について調べてみました。

FRPは優れた素材でありながら、安価であるというのは非常に魅力的でありますが、
どうも日本では受け入れられにくい不遇の素材でもあります。
個人的には「プラちっち」という言葉があるように「安価」である、という部分が希少性を
損なっていてアルミ、チタン、マグ等に比べ重宝されない理由のようにも感じてしまいます。
そして更にプラスチック=チープという印象まで背負わされてる感が…。
もし非常に高い金額だったのなら、FRPにも高級感も感じてしまう…のだろうか、と勘ぐってしまいます。
↑あくまでも個人的感想です。

そして調べてみて思ったのは、プラちっちと言うけれどプラスチックは
工業製品としてとても優れた母材でもあるということ。
これを強度、重量、そしてコストの面から昇華させたのがFRPであります。

まずプラスチック…これは「合成樹脂」
そしてFRP "Fiber Reinforced Plastics"というのは「複合材」
FRPの歴史は1930年代にアメリカで開発された素材で、日本には第二次大戦後に導入された素材。
プラスチック(母材)とガラス繊維(GFPR)を混ぜ、プラスチックの弱点でもある
弾性率の低さをガラスのもつ優れた弾性率で補ったものであります。
この複合材、様々な利点を兼ね備えています。
まず軽量であること。比重は鉄の1/4.
そして強度。比強度は鉄の1,5〜6倍(カーボンFRPなら10倍)
比弾性率は7倍となっています。
a0152288_23541639.jpg
今回フェンダーに使用した素材はFRP複合材。
スチール製しか許せん!とかスチール製=拘りが素晴らしい!等々…
と言われるだろうなぁ…とも思います。ですがスチール製で行うとコスト面で私には分不相応、
見合わないこともあり、今回はこのFRPという素材を選択しました。しかし結果的に
FRPの有用性・スチールとの比較等を調べ、私自身はこの素材を選んで良かったと思います。
それは私のfiat 500の使い方に適しているからでもあります。
a0152288_04391.jpg
photo /grungeさん

それは走ることに楽しみを見出しているということ。サーキットだけではなく、山道やツーリングも含め。
もしスチールで作ったとしたら、初期の段階で造作が高額になり、後々は錆と付き合い、
凹んだ場合の補修は高額で、且つ重量も重くなってしまう。
(そうは言ってもこのFRPフェンダーは職人さんにかなり手を入れてもらいましたが…)
適材適所という言葉がありますが、それには「一般的な考え」であるということで片付けず、
自分で考え選択する、ということも必要なのだと今回の作業を見て感じることが出来ました:-)
[PR]
by fotografiat500 | 2013-03-19 00:54 | 独言