ロードスターにお乗りの「あにい」さんよりお誘い頂き、箕面の山へ。
現在は京都に住んでいますが、箕面は30年ほどお世話になった土地。
「どこに住んでいるの?」
「箕面です」
「あぁ、あの猿の?」
の社交辞令で有名な箕面の山でございます。
ちなみに様々な意見があるかと思いますが、ここ箕面の山でも何故か
名物として「もみじまんじゅう」が売られておりますこと告白いたします。
また本物の「もみじ」の葉を甘い衣で揚げた「もみじ天婦羅」も発売中です。
朝早くの山の空気は清々しく、このようなことが無い限り
休みの日は大抵寝過ごしてしまう質ゆえに、ありがたいことです。
陽の光が登る頃は夏と秋のせめぎ合いの様相で、もう暫くすれば
終日涼しくなることを予感させる空気でした。
roadkingさん / fiat500
写真にはありませんがroadkingさんのfiat500の助手席に乗車させて頂き、
ワインディングをさながらラリー・モンテカルロのように走行して
頂きましたが、やはり改めてfiat500の楽しさとポテンシャルの高さを
感じる事ができる非常に楽しい時間でした。
heyさん/Giulia GT 1300 Jr.
私の浅い知識から考えるに現行車は様々なデザイン的・製造技術的制約から解き放たれ、
とても合理的に無駄無くクルマを作ることが出来るようになったのだな、と思います。
それは非常に素晴らしい事ですが、このようなサイドマーカー1つとっても
丁寧に面取りをしてあり、またそのアウトラインはベジェ曲線というよりも
カリグラフィ的な美しさを見て取ることが出来、またそれは現行車が
優劣云々…と言うことでは無く、新鮮な造形でした。
ひとしきり会話と朝の空気を楽しんだ後は、能勢方面へ移動。
陽が息を吹き返し、秋が渋々寝床に帰ってしまった、正午前。
秋桜もけなげですが、雄大な枝葉の広げ方に思わず神聖な気持ちになってしまった
野間の大ケヤキ(樹齢約1000年)
ケヤキは好きな木の1つで、越冬時期には枯れ葉が舞う程落ちまくって、
掃除が大変だと思いますが、いつかは愛でたいものです。
非常に立派な大木で、このような大きなケヤキは初めて見ました。
そろそろ小腹が空いた為、次の目的地、肥後橋の「サンタルチア」に移動。
能勢から箕面の山の麓に降りるまでのワインディングもこれまた楽しく、
時間配分やロケーションなどに気を遣って頂いた、あにいさんには感謝です。
職場からも近いサンタルチアですが、ここ5年程は行っていませんでした。
生憎屋内は満席でしたが、heyさんも書かれている様に空調無しのクルマに
乗っている者の特権として、テラス席でも充分涼しく感じることが出来、
風も感じられ結果的に良かったのでは無いかと思います:-)
ここで乾き切った喉にビール!と行きたい所でしたが、そこはぐっと我慢し結露した
ワインの空きボトルに入った冷たい水をアルコールに見立て凌ぐ事に成功しました。
しかしこの石釜で焼いたピッツァが出て来た時は正直「飲んだろか」と思いました。
パリモチの食感、トマトの酸味がまず口の中で広がり、その後モツァレラチーズが
怒濤の勢いで全てを丸く収め、終盤カウンター気味に動脈硬化など関係あらへんと
突進する絶妙な塩味…「嗚呼ワイン飲みた」という気持ちを抑えるのに大変でした。
楽しい時間、というものはどんな状況でも早く感じるもので
午後の暑い盛りに解散と相成りました。それでも夏の終盤、その
一時をこのように過ごす事が出来たのは、幸せだなと思える時間でした。
楽しい会話と走り、いつも思いますが楽しいことは「単純」に楽しいのですね。
セッティングして頂いた、あにいさん、ありがとうございました!
また現地でお相手してくださった904nさん、heyさん、801sさん、
roadkingさん、クマさん、ケロさん、お名前を失礼ながら聞き忘れてしまった方…
ありがとうございました:-)